元ランナーの捜査日誌

日常のお話です。(今後未定)

チャリダーとランxスマ

大分疲れも取れてきたもんで、今朝は坂ピストン32ストローク@レースペース(64本、280m、斜度5%)。

前回は少々速いペースだったからか、疲れの回復に乱れがあり、今回は少々ペースを落としてキロ6分5秒前後で走行しました。坂や不整地で興奮気味になり、ペース感覚をうしない、撃沈上等で飛ばしてしまう悪い癖は、だいぶ治まっている様子。かなり余裕で終わりました。本番登りで6分30秒前後でフィットさせれば上出来ですが、まぁ、どうなるんでしょう。今回も残り36本はお預けです。

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そんなに一生懸命に見てるわけではないですが、時間があれば、土曜日はチャリダーとランxスマを見ています。個人的にはランxスマよりチャリダーのほうが興味深い。いろいろ科学的な検証と実験を重ねている内容がお気に入りです。因みに私自身チャリーはやっていませんし、あまり興味もないんです。しかし、チャリダーの中では坂バカが多くて、考え方はランナーと一緒だなと見ながら(・∀・)ニヤニヤ。

昨日の放送では彩湖が出てました。「教えてドクター」というコーナーですが、心拍の上がりやすいおっさんが一人。体系的にはお腹が出ているリンゴ型であり、メタボリスクが高い体型と言えます。5km(彩湖1周)走行でなんと心拍数234bpm(*_*;。。。

いやいや、最大心拍数に個人差があるとは言え、チャリチャリする場合じゃないな。病院行って心電図とエコをとりなさい!心房細動リスク高いかも・・・。

で、何を教えているのかというとペダリングですね。おっさんは3時方向から強く踏んでいるみたいですけど、実は12時から踏んだほうが省エネということでした。で、ここが重要ですけど、12時から踏むには11時方向から意識を集中しなければ12時からは踏めないみたいです。11時から意識を集中する練習を脚別に行って、その感覚を叩き込む過程が紹介されました。その後、5km走行してもらったら心拍数は173bpm程度になったとのこと。

ランニングにおいてもWheel analogyは重要と言えます。脚の運びのことですけど、スプリンターの場合は膝が降りる時意識を集中してスパイクを引っ掛けます(これがPaw back)。しかし、結局はWheelなのでぐるぐる回るわけて、強く引っ掛けて、ポンと蹴るを1歩の伸びはすごいですけど、蹴った脚は踵を引いて折りたたまないと次の動作に遅れるわけなんです。これを繰り返すとエコノミもクソも期待できないというのが僕の持論!

 

よって、意識すべきなところは足をおいてから意識的に踵をお尻方向に引くこと。練習方法もチャリと同じです。片足だけ練習してつなぐ。やってみると意識は引いているけど、反対足が勝手に蹴ってます(これは反射行動です。ラン反射という意味)。反射的に蹴っているので意識的に蹴ることよりは省エネで蹴る力が弱まることは無いです。

 

チャリとランのWheel analogyの差は、チャリは足の軌道がWheelによって固定されますが、ランは固定されないです。また、ランのWheel analogyは足関節、膝関節、股関節の複雑な内反、外反によって構成されるわけで、ランでWheel の軌道を決定するのは骨盤のポジションといえます。ですから、体幹を調節する能力や筋力が必要なわけです。ここが上手く出来ているランナーは踵を引くと膝が前に出ますが、ここが出来ていないランナは、膝は前に出ず、Donkey kickのようになる傾向があります。

 

このWheel analogyをランxスマに当てはめると、ハブくんのフォームが藤森くんのフォームより優れていると言えます。藤森くんのフォームは悪くはないですけど、足が軸の前に出やすく、膝に負荷が大きいと言えるフォームだと思います。まぁ、次回のランxスマが楽しみですね・・。