ゴキちゃんにまつわるエピソード
わたくしゴキブリが大の苦手!貧乏だった留学生時代から、壊れそうな木造アパートに暮らしてたごろは、悩み、悩みでした。隣のおばさんに協力を呼びかけても、「日本ではしょうがないのよ」の一言。
はあ~、日本のゴキブリでっかいし、ゴキのくせに飛ぶし・・・。殺虫剤を噴射してもなかなか動きが止まらへんし、おまけに腹をみせる仕草まで・・・。
「お前、腹を出すな!あかん!」。
心拍は激上、死骸処理まで2時間は掛かります。
夏ごろになると殺虫剤のコマーシャル。
「ゴキをリアルに表現するな!心拍数上がるっちゅうの。抗議してやる」の始末。
出た!としたら、汗ビショビショで「引っ越してやる」を何度もいいながら・・・。それで、腹を決め、新築マンションに引越しました。
昨夜遅く、帰宅したら、家内が神妙な表情をしている。はあ~、直感的に感じました。
「チキショー、出たか?」ちょっと待ってよ。こんな真冬うに出る???
「どうしたん?」
「ベランダの植木鉢になんかいる」
「何がおるの?」
「知らない。早く片付けてよ!」
「いや、ゴキかもしらへん、見てないことにしよう」
「駄目駄目、白いんだよ。何かして」
「いや~、いま夜やし、明日明日」
ふ~~~む、気になりますね。そして、事情を聞くことに・・。
「だから、あれなんなん?。どうしてわかったん?」
「水をやるつもりでさ、ベランダに出たらさ、土が植木鉢から散らかってさ、そっとみたら何が白いか黒いものがさ、花の間にいた」
おお、土を散らかす程の大きさのゴキちゃんおるんかい。ありゃ、ゴキじゃない可能性が強いが、まあ逃してやるよ。
「早くやっつけってよ」
「わかった、わかった、あした、あした」
で、今朝。
家内は忘れてなかったですよ。出勤前にあれなんとかしてと言っている。
困ったな。
怖い怖い。何ものかがわからんと余計怖い。
勇気を振り絞って、花の間をそっと見たら、いました。黒くて、銀色にも見える何かが・・。
「チキショー、心拍数上がってるで」
そのまま家に入ると、
「片付けった?」
「いいえ」
「なんで入ってくるの?」
「休憩やん。心臓に悪いで」
再び勇気を振り絞ってアプローチ。
今度は1mもある棒でほじくりました。
「あれは確実にゴキやないの~」
心拍数さがり、勇気出ました。
「ココからは割り箸で」
「えっ、えっ、えっ、サ、サ、サ・・・」
「サバの切り身やねん」