元ランナーの捜査日誌

日常のお話です。(今後未定)

第38回つくばマラソン(後記)

気持ちが沈んだわけではないけれど、波もない湖のようで、つくばマラソンの余興を感じている。痛みから教えられることは予想だにしないことが多く、職場に植えられている、いつもの木だが、何故か今日はより一層美しく見え、これも痛みの教えではないかと思う。

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左足半壊、右足全壊。投げ出してもいいレースを、痛みに耐えながら、最後まで貫いたことは、全壊した右足の痛みが長引き、後遺症を残して、2度とマラソンを走ることが出来ないとしても、充分価値のある行動だったと自評する。

 

だからといって、レースに棄権した選手を非難するつもりはさらさらなく、それはその選手にとって、価値のある判断であり、その勇気を褒めよう。やめるのも、行くのも、どっちも勇気である。

 

もしも、あなたが、年1回しかマラソンを走ることが出来ないとしたら、おそらく、私のような判断をしただろうし、シーズンの毛頭で、これからの楽しみがずらりと待っているのであれば、後先のことを踏まえ、リタイヤする決断をしたのであろう。昨日のレースはそのようなレースであった。しかし、投げ出したレースでも、わたしがそのレースに参加したことは決してかわりのない事実であり、思い出として残るのであろう。

応援に駆けつけた友人に心から感謝申し上げる。

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