元ランナーの捜査日誌

日常のお話です。(今後未定)

わたくし、悟ってしまったかも・・・。

昔々故障大王の時期に、偶然にも目にしてしまった、ハーバード大学、骨格生物学教授、Daniel E. Liebermanの裸足ランに関する論文に感化されて、フォーム改造を決意・・・。

https://scholar.harvard.edu/files/dlieberman/files/2010a.pdf


そもそもこの論文て、Vibram が研究費をサポートしたと書いてある。ケニアのエリートランナーでもなく、青少年を対象にして研究のようで、実際にはフォアーフット着地でもないケニアンは結構いるらしく、やはり偏った見方かもしれん。

フォーム改造と言っても、右か左かわからない。脚2本を交差して前に出すだけなのに、脳が固くて思うようには行かない。右足に左脳が左足に右脳が働くわけですから、脳梁の狭い男としては、左右の情報交換がうまくいくわけでもなく、しばらく走っていると右足ばっかり集中する自分がいる。さらに深刻なのは、自分のイメージではこう走っていると思っていても、動画撮って見ると、えっ!これ俺???みたいな現象がほとんど!

メソッドというのを探してみる。いやいやないね、これが・・・。ああ走れ、こう走れつうのはなくもないけど、それって、結局はああもこうも走れないことと等しい。結局は試行錯誤を繰り返すだけ・・・。

そのうち出会ったのがDr. Nicholas Ramanovのポーズメソッド。何が優れているのかというと動作がどうのように形成されていくかを記述した所。要するに意識で調整される動作の限界があって、無意識にコントロールされる動作のレベルまで持っていくにはどのようにすればいいかが言及されたこと。実戦的にはドリルという、ランニング動作をパーツ化してものを繰り返して、ランニング動作につなげたというわけだ。


兎にも角にも、フォームは改造された。ほんとうに嘘のように故障大王は故障することなく走ることが出来た。故障がないぶんタイムも伸びた。しかし、いずれ記録は頭打ちになる。まだまだ伸び代はあるだろうけどサブ3.5を3連続で達成した今、伸び幅も数10分単位から数分単位に縮まっている。何をどうすればいいだろうか・・・。最近流行りの◯◯練習帳をやってみる???

所詮、趣味の領域で、そんなに練習に力入れていない。いやいやがむしゃらに走るなんかあまり楽しくないし・・・。そもそも夜明け頃しか時間のない立場として、朝は血圧低く、スピードが出ない。15kmも走る◯本さん定番メニューBUは苦手。WS気味の400mインターバル十数本と坂を走るだけでいっぱい。

所が、走力って、結局レース走ってみないとよくわからないこともあって、偶に1000m-5000m TTやってみるんだけれど、気合の入りが当然ながらレースと違うもんであまりタイムでないよね。せめて1,000m TTをやったとしよう。がむしゃらに走っても4分が切れない。じゃーサブ3無理じゃんヽ(`Д´#)ノ ムキー!!

今シーズン日本記録も更新されたし、MGCのお陰で、マラソン中継を見るのも楽しみ。日本ではフォームと言うより、根性走りが日本人トップに立つケースが多いわけだけど、根性走りとは言え、とても余裕のあるリラックスした走りでキロ3分を機械のように刻む。いやいや、俺の1,000m TTに比べりゃ、ほんとうに余裕・・・。

そうなんた。結局は1,000mで3分をだしたとしても、あの余裕のある走りじゃなきゃ駄目なんだ。偶々、走りの神様が降臨して、余裕のあるキロ4分が出る時があったんだけど、ほんとうに偶々なんだから、あれってなんだったんだろうと思う。偶然見つけたYOUTUBEの動画、ケニアンドリル。別に動画のような練習をしているわけでもなく、ケニアンランナーフォームの装着を目指しているわけでもないけど、この柔軟なバネが思い当たる節があって、最近ほぼ毎日、出勤退勤合わせて2.6kmが思いの外軽々とした走りで、動画のバネとそっくりなリズム。


やっぱ俺悟ってしまったのかしら・・・。


Kenya Form Running