元ランナーの捜査日誌

日常のお話です。(今後未定)

あまり面白くないお話

僕はショウジョウバエの遺伝学の専門家ではないが、ハエの研究から得られた結果のなかでは目を見張るものが多く、常に学ぶ姿勢で接している。

難しい。何が難しいかというと、遺伝子の命名が独特で難しい。

 

羽のない変異ハエの原因遺伝子はwinglessだったが、後にヒト乳ガンの原因遺伝子Int1が同定され、それが相同性を持っていることでwingless+Intでwntと命名された。ハエの羽には毛がはえていて、チジリ毛を持つハエの遺伝子はfrizzleという言葉からfrizzledと命名された。

後にwntはリガンドでfrizzledは受容体であることがわかり、その下流の遺伝子もハエから見つかった。考えてみれば、生命を持ち遊んでいるようにも思えるが、ハエのwnt遺伝子の発見から凡そ20年。今になってはこれらの遺伝子が、発生時の形態形成のみならず、癌の進展から、肥満、代謝の調節に関わりを持つことがわかっていて、実に驚きである。

 

そもそもわかりにくいと言ってもピンと来ないでしょうけど、例え、羽のないハエの遺伝子Winglessってむっちゃわかりやすいと思うでしょう。しかし何事も生体の化学反応や仕組みを考えてしまう捜査員としては、ホルモンのような遺伝子にWinglessというがピンとこないわけ。

機能がわからないタンパク質見つけて、機能がわからないから自分の名前をつけるのはどうかと思う。例え、Emerinといえば筋ジスの原因遺伝子産物(タンパク質)の一つであるけど、これは発見者であるAlan Emery先生のEmery+Proteinという意味。捜査員としての誇りでもあるだろうし、自分の名前をつける格好良さやロマンもあるだろうけど、うんんんん、どのような機能をしているタンパク質だろうと考えるとやはりぴんとこない。うん、遺伝学からの名付けはこれが限界かも・・・。

そう考えれば、酵素の名前はわかりやすい。Sphingomyelin synthaseというと言葉とおりスフィンゴミエリンを生合成する酵素という意味。わかりやすいでしょ?しかしここでもこだわりつうのがあるわけで、もっと厳密に生化学反応が解るように名前を入れようって、Phosphatidylcholine:ceramide cholinephosphotransferaseと明記すれば、donorはphosphatidylcholine、acceptorはceramide、反応はcholinephospho基を転移するという意味。すんげわかりやすいけど、これで捜査報告書を書こうとすると、長い長い。ジュゲムジュゲムみたいな感じよ。長いからSphingomyelin synthaseで書こう。いやいやそれも長いSMSでどう?ショートメッセージサービスと勘違いするでしょう、多分。だから、2種類あるのでSMS1、SMS2と、うん、わかりやすい。ちがう?(笑)

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昔のSFホラー映画THE FLYを思い出しました。

引き続きハエの遺伝子の話(いい加減飽きる所)。

そもそも、やまほどのハエの中で突然変異を引き起こしたハエを探すのは至難の技です。40-50万匹のハエから、一匹一匹顕微鏡で観察して探すなんて、人生終ってしまう。ですから、トラップを設置します。よく使われてきた手法はtactic behavior 。これってなんなのかというとお砂糖落とすとアリが群がるでしょ?お砂糖に来ないアリは何らかの遺伝子変異があると考えればわかりやすい。

ハエではよく使われたのはUV-tactic、つまり紫外線に群がることです。紫外線と可視光どっちを選ぶかハエに選ばせることです。それでわかったのがハエのポートレセプター、つまり光を認知してる細胞と遺伝子のこと。ハエは複眼で目1個の中には8つの神経細胞があり、その周りをコーンセルという細胞が囲まっています。8つの神経細胞にはR1からR8まで番号がふられていて、UVを認識するレセプターを持つ神経細胞はR7なのです。ですから、可視光を選ぶハエの中にはこのR7の働きに異常を来す遺伝子の変異があると考えられます。

それではじめにわかった遺伝子の名前をSevenlessと名付けました。この遺伝子の変異があるハエはR7神経がなくなるのです。うん、わかりやすい。逆にR7神経が複数あるハエも見つかりました。で、その遺伝子名はSeven-Up。そう、炭酸水の名前なんです。そして、同じく、R7が複数なんだけど、Seven-Upとは違う変異をもつ遺伝子が発見されました。その名はSprite。うんんんん、ここまで来たら、ふざけてるのか洒落てるのかわかりません。

 

引き続きハエの遺伝子の話(懲りないね、笑)。

R7の異常を引き続き探してみると、Sevenlessには変異がないのにR7に異常を来すハエがいて、その遺伝子を追跡して、変異遺伝子を同定した。ところがこの遺伝子はR7神経に発現しているのではなく、驚くべきことにR8神経のみ発現するものであった。後々の解析で、この遺伝子産物がSevenlessに結合してSevenlessの活性を著しく上げているのではないか!よってこの遺伝子名はSevenlessの嫁はん、bride of sevenlessと名付けた。(´Д`)ハァ…長いのでBride Of sevenleSS、即ちBOSSとしよう。


R7の異常を示す遺伝子が更に見つかり、Sevenlessの息子(Son of sevenless)と娘(Daughter of sevenless)と名付けられた。これらの遺伝子群は哺乳類にも保存されていて、SevenlessはReceptor Tyrosine Kinases(RTK)として、son of sevenlessとdaughter of sevenlessは各々SOS 、DOSとして、RTK-RAS-Raf-MEK-ERKに至るMitogen-activated protein kinase (分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ)のシグナルを促し、細胞の増殖や癌化を制御する分子の振る舞いを構成する。

 

そこでわからないのがSevenlessの嫁はん(BOSS)。哺乳類の遺伝情報からこれはホルモンのようなもの(リガンド)になるはず。インスリンとか上皮細胞増殖因子(Epidermal Growth Factor)のようなものに当たるはずだが、7回膜貫通領域を持っているホルモンは例がない。Wingless (Wnt)も分子量としては大きめの糖タンパク質であるが、BOSSは更に大きく(さすがボス)、細胞膜での存在様式や膜貫通のパターンからでも、これはリガンドというより受容体(レセプター)であるべき。人間ハエから進化したわけじゃないけれど、進化系統から考えるとおよそのことは保存されてきたのに、謎謎である。

BOSSは、哺乳類においてGPRC5Bという名前になった(個人的にはわかりにくい、(笑))。その後、私の捜査で、GPRC5Bは肥満の原因遺伝子であり、スフィンゴ脂質代謝インスリン抵抗性を結びつく、細胞のメカニズムが明らかになった。肥満は、発がんの危険因子であり、GPRC5Bがある種のRTKを刺激して、癌を誘発するかもしれないと、捜査員は期待している。

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長い期間走らないときの身体変動

走ることを誓ったにもかかわらず思うように走れていない捜査員です。

 

新年早々営業が予定されており営業資料を作りつつ、走らなきゃやっぱ駄目だなと思いつつ、3連休はベロンベロン酔っ払って、廃人ごっこをしてしまいました。今朝こそ走らなきゃと思いつつも、体が重くてはしれませんでした。案の定、頭の中は、「無理は禁物」でいっぱい((笑))。

今朝、シューズを履いて見たら、あらま、大きい。

走っているときは微妙にアーチが沈んでいるからが、ウルトラレースに参加するとやや大きめのシューズを選びます。練習が思うようにできているときも、26.5センチはややきつい感じがして、27センチにするのです。

うん、最近はこの27センチが大きくて肉策を作ったりして困ってるわけです。

まぁ、兎にも角にも、なんとかしなきゃならないところまで来ています。

 

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本文と薄い関係です(笑)



新年早々思うこと

何度か走るのをやめようと思ったし、事実上ほぼやめたことになっているし、走っても楽しくないし、これでいいかとも思った。

恋の自然消滅みたいな感じの・・・。

 

新年の箱根駅伝は、本当に腹が立ってしまう結果となった。主催者である関東学生陸上競技連盟は深く反省して、選手保護のためのルールを作らなけれなならない。競技において、選手の保護は、主催者が第一に考えなければならない重大な責任であり、その責任を放棄し、競技を自己責任もしくは監督責任にしてはいけない。

「日本人はそういうの好きだから」って「日本人はいじめが好きた」と聞こえる。

 

兎にも角にも、後味の悪い箱根駅伝から、やっぱり、走るのはやめて他の趣味を探そう・・・。

しかし、他の趣味が見つからず、まぁ、趣味なんか贅沢かもしれんけど、人生を豊かに過ごすために、また、健康に過ごすために、趣味は必要と思う。

で、人々は思いを寄せる。

長年指導して来た、ダイエットランナーも、人工股関節ランナーも、思いを寄せていて、そもそもそんなに走りたいのかと思うほどだが、なにかがあって、不自由な体でも、走りを続けたがっているかもしれない。そのような思いを踏まえると、6年走ってきて、今になってやめるのも少々無責任極まりなく、「はい!引退です」と高々と宣言するにも面目がない。

ということで日曜日に続き、今朝もいつものコースを楽なペースで10周。
2周は頑張ってちょっとだけ追い込み、11.8km!

 

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一応セーフです(笑)





謹賀新年

新年明けましておめでとうございます。

新年も勝利する1年になりますように・・・。

 

捜査員は窓際から安売り中です。気持ちはNPBの共同トライアウトに立たされている選手の気持ち。ご存知?(笑)

 

昨年10月から続いている体調不良は大分良くなってきた感じですが、体組成の急激な変動につき、いまはもはや「元ランナー」とも言えない現状。

 

やばいやばい、口先で訴えても現状は変わりませんので午前中ちょっとだけ走ってみました。

 

楽なペースで13.8km ほど・・・。

動きもまぁまぁで、楽しくもくそもありませんでした。

写真は本文と無関係です。

 

 

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つくばマラソン後の身体変動

短距離ならではのシンプルさ。
全壊だった脚は3日で回復。

もうちょっと頑張れたんじゃないかと思うが、まぁ、17kmも歩いたから頑張ったとも言える。

しかし!


体調は思わしくなく、なかなか回復に至らぬ!
元々が悪かったんじゃ。(笑)

 

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ブログの今後

元々がダイエットランナーの応援と通信手段として立ち上げたブログ。

www.rundietrunner.com



個人的に、窓際に立たされた立場で、あまり時間が取れなく、記事作成もままならぬ状態でここまで引っ張ってきましたが・・・。

ダイエットランナーの一身上の都合により、うむむむ、どうしようかな・・・。

しばらく専門性高めてくだらない捜査話でもすべきかな・・・。

 

まぁ、正直、記事がある日は1日50人前後、記事がない日は0人も珍しくないブログだから、専門性高めて捜査話書くと余計読まれへんわ(笑)。

ラソンの練習話しも、もうネタ切れてるし・・・。そんなに頑張るつもりもサラサラなく、健康維持のためのジョギングくらいじゃネタにもならぬ・・・。

よって、今後は未定です。

更新も気が向いたらですけど、チャンネルはそのままでお願いいたします。

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An autumn in the morning



第38回つくばマラソン(後記)

気持ちが沈んだわけではないけれど、波もない湖のようで、つくばマラソンの余興を感じている。痛みから教えられることは予想だにしないことが多く、職場に植えられている、いつもの木だが、何故か今日はより一層美しく見え、これも痛みの教えではないかと思う。

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左足半壊、右足全壊。投げ出してもいいレースを、痛みに耐えながら、最後まで貫いたことは、全壊した右足の痛みが長引き、後遺症を残して、2度とマラソンを走ることが出来ないとしても、充分価値のある行動だったと自評する。

 

だからといって、レースに棄権した選手を非難するつもりはさらさらなく、それはその選手にとって、価値のある判断であり、その勇気を褒めよう。やめるのも、行くのも、どっちも勇気である。

 

もしも、あなたが、年1回しかマラソンを走ることが出来ないとしたら、おそらく、私のような判断をしただろうし、シーズンの毛頭で、これからの楽しみがずらりと待っているのであれば、後先のことを踏まえ、リタイヤする決断をしたのであろう。昨日のレースはそのようなレースであった。しかし、投げ出したレースでも、わたしがそのレースに参加したことは決してかわりのない事実であり、思い出として残るのであろう。

応援に駆けつけた友人に心から感謝申し上げる。

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速報ーツクバマ

内容を詰めるとかふざけたこといってごめんなさい。

つき40きろの練習でフルマラソン走ってごめんなさい。

匂いが少々悪くてもついていく予定でしたが、臭いのは自分でした(笑)。

記録は自己ワースト。歩き倒した距離は自己ベストです。初マラソンより痛みが残るレースでした。

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