元ランナーの捜査日誌

日常のお話です。(今後未定)

自分がランナーとして目指したいもの

ランナーは何を目指しているんだろう?

まぁ、自由を求めることに変わりはないけれど、個性豊かなランナー達はそれぞれの思いを胸に今日も走っている。

完走に価値を置くランナーもいるだろうし、共走に価値を置くランナーもいるだろうし、競走に価値を置くランナーもいるだろう。

より過酷なレースを追うランナーも、より長い距離を追うランナーも、より速い記録を目指すランナーもそれぞれの目標に向かって頑張っているだろう。目標なんかないというランナーもいて、それでも、よくよく見てみると、実際に目標がないわけではなく、全日本マラソンレース制覇とか、フルマラソン100本制覇とか、せめてレースじゃなくても地球1周40000km達成とか・・・・。僕なんかは表情管理を極めるとか・・・。隠しカメラ用い、別大を走りながら実況中継したい強者ランナーもいるわけで、志の豊かさは他に類を見ない。

走歴が短いもんで、オリンピック金メダルを目指す市民ランナーはまだ出会ったことなく、市民ランナーも満更アホではない気がする。

一時期はより長く走ってみたいと思い、中距離レースを中心に参加してきたけれど、大好きな奥武蔵ウルトラマラソンだけでも、レース後2日間は仕事に集中できないほどの虚弱体質な自分がいて、長い距離を目指すべきか悩む時期もあった。今になっては、大江戸小江戸200kmもあっという間に締め切られ、怖い怖い川の道500kmクラスの大会ですら、抽選という現実を踏まえると奥武蔵なんかはウルトラでもなく、「奥武蔵普通よりちょっと長いマラソン」になってしまった感じ・・・。

ブランクがあったとは言え、6年ほど走ってみると、少なからず悟った部分もあって、故障さえしなければ、記録更新も着実に進むだろうし、距離だって伸びる。伸びしろと言うのはこんなもんであろう。着実に記録を伸ばして、何れは頭打ちになって、記録更新ならぬ記録維持を目標に、加齢と戦う歳がきて、中距離、長距離に移行しつつ・・・。まぁ、こんなもんだろう。

 

記録の頭打ちも結局は人それぞれで、必ずしもサブ3を意味しているわけではない。カテ4で、運動会はビリ担当で、虚弱体質で、運動神経も弱く、瞬発力もジャンプ力もイマイチで、関節部は固く、長所と言えば持久力は人並みというところの自分は、サブ3を目標にと言うのは一度も考えたことがないけれど(失言で1回言ったことはある)、50代に向かっている年齢を考えれば、チャンスは後2-3年というところだろうか。人間的に尊敬しているわけではないが(笑)、ランナーとして尊敬している古兄は、58歳でもはなももでサブ3をキープした。別に古兄をなめているわけではないが、ひょっとすれば自分も不可能でもないかも・・・。

アホみたいな計算であるが、100m当たり0.5秒縮めるとフルマラソンで3分30秒を縮めることが出来る。よく考えてみると、なぜ故障しないと記録が伸びるのかがわかる。ながければ長いほどチャンスは広がるみたいな考えだが、長く走るには、本当は速く走らなければならない。速いほどランニングエコノミーが良くなるからだと思うが、あくまでも限度のある話なので、ペース配分はマラソンの醍醐味とも言えるだろう。でも、距離を切り刻んで短くすると、どうしても記録更新が難しくなるだろう。例え、1000mだけで4分を切ることは自分にとってかなり厳しいハードル。まぁ、切ったことがないわけじゃないけど、常に切れるものでもないわけで、この辺がやはり基礎走力になるのではないか。

脚筋力と持久力を技術力から切り離すことは不可能だが、当面の目標は、基礎走力の底上げを技術的な面で追ってみたい。タイヤでも引くか、ないけど(笑)。