元ランナーの捜査日誌

日常のお話です。(今後未定)

100マイルペース走

いやいや100マイル走ったわけではなく、もしも100マイルを走るんだったらという仮定でのペースコントロールということです。

死ぬまで1回は走ってみたい憧れの長距離ー超距離です。中距離(50km-100km)も楽しいけど、走り慣れるとどんどんスピード化して、どんどん余裕がなくなり、どんどん自由じゃなくなるのが残念。

ゆっくり走るのって如何に難しいか・・・。

そんなの簡単さ~、俺はいつもゆっくりだよ。と或者は言うかもしれない。
でも、ゆっくりゆっくりでもいづればてるんですよ。ぼろぼろになるんですよ。ですからランニングエコノミーと走ることに対する定義を念頭に加えて、ゆっくりを追求するとこりゃ難しい。一定のペースで走ることがこんなに難しいとは・・・。と感じるはずです。

LSDは完璧だったけど、今考えてみるとあれは走ったことにならない。競歩のルールは必ず両脚の中で片足が地面についていること!これがあるきの定義であれば、走りの定義は一定の時間両足が空中にいることとなる(聖書にもそう書いてある)。ここに地球上で走っているわけなので接地時間を踏まえ、基本180SPMが、ランニングエコノミーの実現に必要なはず!

との二つの条件を満たし、極限狭いストライドで進んで、予想ペースはキロー7分前後。まぁ、そのようなペースを捉えているが、安定的にキープできず、まだまだ修行が必要かと・・・。

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自由走ー懐かしい初フルマラソンの思い出

こまめに走っておくといいけれど、最近は色々と捜査を言い訳にして、走らない日々続く。

明日はオクムショートの日。ショートとはいえ、山道42.195kmを走るこの競技は毎年参加する巡礼コースであるが、今年は見送り。昔の撃沈禁止理苦状部の仲間と弟子二人が参加する。頑張るというより楽しんできてほしい。

で、今日は夜明け4時に早朝作戦を2時間ほど済ませてちょっと走ろうとしたが、妙に眠くて、帰宅。いざ寝ようとすると眠れなく朝食をとってボランティア講師を勤める○○語教えない教室で2時間講義。

ほぼ11か月ぶり散髪。昼御飯食べて、ちょっと走ってみようと。

本当のこというと距離走は嫌いじゃない。でも、レース準備としては、リスク対効果がいまいちで控えめにするだけ…

本日は夜間作戦もあるので控え目の2時間半ほどの時間を捻出、初フルの思い出溢れる荒川土手に足を運ぶ。

レースもないし、中距離ペースでええわ。ちんたらちんたら5分30秒ペース…荒川土手までは5kmほど。

昔デブ時代には甘いものが苦手だったか、走ってから甘いものを好むようになって、走る前にラムネを1本。これが災い。インスリン感受性ビンビンの体になって、甘いもの食べて走ると急に低血糖に陥り、脳神経が使える糖が足りなくなる。ということで撃沈ふらふら。休憩を入れ、さきたま大橋を撮影。肝臓からの糖新生を待つ。
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中距離ペースではまた同じ問題が生じる恐れがあり、アミノ酸入りのジェルを投与、長距離ペースのキロ6でなるべく脂肪酸燃焼モードでしばらくちんちんたらたら。

戸田橋に到着
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浮間公園手前にテントの撤収作業。うん、今日東京30kだったんだ。戸田橋付近は水浸しの道のりでほぼある気。いや気が指し、2段目の土手に進路を変更したが、ここは斜めでしばらく走ると片足に来る。仕方なく3段目に移動

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名前がわからん橋。シュクジョさんに怒られかも。次の橋が新荒川大橋というのは先の橋は荒川大橋、若しくは、旧荒川大橋かな。
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なんか羽に白髪混じりのカラスが…突然変異かな。写真撮ろうとカラスを追いかけ。見える?
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引き返すかと思ったら、思い出深い水門が見えて、板橋でこの水門通る道狭く、ここ応援も多いところ。岩渕水門。
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遠くスカイツリーが見える。
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気持ちは江戸川までいきたかった。江戸川から彩湖まで来てご主人に文句を言われた人を思い出す。

あれ?あの人海クラゲのような走り方( ゚Д゚)、もしかしてあの人じゃない?(笑)
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今日の補給はこれで…
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https://www.relive.cc/view/1218632649

みんなのシーズンインが裏山しい

高強度補強捜査が2週間ほど続き、ランニングのところか、ブログ更新つうか、ランチをとる時間もない現状で、本日は3日間に及ぶ特別作戦が失敗に終わりました。お陰でブログ更新できる時間ができたという皮肉。

起訴文かきつつ、裏付けの補強捜査ですが、わかったのは、証明できない事案の発見というクソみたいなことでした。まぁ、既存の作戦では証明できない理由がわかったので次の作戦に挑みます。分子は小さいほど加工が難しく、当たり前に思えるものほど証明は難しく、身近なほど重要性は認識しにくい。クソみたいな摂理です。

みんなはシーズンインですね。わくわくするでしょうし、記録更新の期待感あるでしょうけど、フルは決してハーフの2倍ではなく、サブ4の次は決してサブ3.5でもなく、サブ3.5の次は決してサブ3.15でもなく、3時間10分からサブ3までは、カテ4のランナーならではの壁が存在するという、クソみたいな摂理もあります。

僕は今年の巡礼後全てのレースエントリーを放棄し、来年の巡礼も見送る覚悟で、捜査に専念しておりますが、気持ちは、幼い頃ヨダレ滴ながら、一口頂戴、みたいな気持ちです。

冬が弱い自分は、昔も1、2月のレースは全くエントリーしませんでしたが、夏が大好きな人間として、主に中距離に参加してしまうと1、2月と8、9月以外はほとんどシーズンなので、まぁ、シーズンインのワクワク感はあまりわからんかな。

シーズンインの皆さんにお願いしたいのは、DNS. DNFせず、無事シーズンアウトを迎えることです。故障せず、もくもく完走して、シーズンアウトするのも記録更新より格好よく、重要なことであると、捜査員は確信します。

頑張ること重要ですが、どうせ頑張るんだったら、休養を含めて頑張らんと…
休養も立派な練習の内なのです。

サブ4の次はサブ3.5ではないため、あなたが目指すべき記録更新は、福澤監督の助言通り、前回記録のタイを目指すべきです。タイ記録を目指し、淡々と走り、35km付近で余裕があれば、記録更新間違いないじゃないでしょうか。

俺を誰だと思っている。サイトウさんだぞ!怪我を乗り越え復帰した模様です

風邪からなかなか抜け出せない捜査員です。

 

昨夜帰宅中サイトウさんにあいました。

 

sphingoid.hatenablog.com

 彼も帰宅ランでした。

交通事故にあい、手術をしましたが、後遺症で脚が曲がらず、3度の手術を終えて、やっと走れるようになったとのことでした。

彼は東京マラソン走れるそうです。元サブ3ランナーの彼は、今やっとこさサブ4で走れるようになったと嬉しく話していました。

1度も走ったことのない東京マラソン。今年は応募もしませんでした。ONE TOKYO accountも迷惑メール指定にしましたが、しつこくメールは来ます(笑)。


6年連続当選、8度目の東京マラソンを楽しみにしていますという人がいたら、一発ぶん殴りたい気持ちになりますが、彼はここまで苦労してきたこともあり、真の心で祝福してあげました。

 

サイトウさんは公園ではなかなかお目にかからないですが、走る姿、満足感あふれる表情に自由を感じました。整体師の彼に言えることではありませんが、故障気味だったらいつでも言ってください。全力でサポートします。

千日回峰行とRunning economy

朝、テレビ見たら千日回峰行の堂入り、史上14人目との紹介が・・・。

荒行としては大変なこと。
ざっくり紹介すると

最初の3年目までは1日30kmを100日連続で巡拝する。

4〜5年目は年に200日連続で1日30kmの巡拝。

5年700日で満行、そして堂入り。
足かけ9日間(丸7日半ほど)にわたる断食・断水・断眠・断臥の4無行に入り、不動明王真言を10万回唱え続ける。毎晩、深夜2時には堂を出て、近くの閼伽井で閼伽水を汲み、堂内の不動明王にこれを供えなければならない。

6年目は1日およそ60kmを100日。
7年目の200日うち、100日は1日84km、100日は比叡山中30 km の行程。

うむむむ。宗教的信念がないと死ぬわ。

不謹慎にもここにマラソン論を(笑)。罰があたりそう(^_^;)

友達の中でぷち荒行をしている人がいて、1km以上毎日走ること。悪天候では家の廊下を往復して1kmとか・・・。本人曰く、1日走らないと、基本性格がぐ~たらで、走りが続けられないらしい。先天的サボりウイルス感染脆弱症かも・・・。とは言え、僕が聞いたときが1500日か2000日を軽く越えていたので、1km以上とは言え、大したもんだ。インフルエンザ感染でも1kmを走るとか、とにかく健康じゃなきゃ達成できないからだ。まぁ、荒行ともいえるだろう。

で、ランニングエコノミーとか皆言っているけどなんだろう。
マラソン大会参加費、71円/km、や、や、やすい!ランニングエコノミーに優れている(笑)。

まぁ、結局はランニングを行う際のエネルギー活用に関することなので、一概にフォームだけで説明することは難しい。因みにエネルギー活用と言えばLTとかVO2maxとか乳酸のエネルギー化の範囲で、大まかに代謝と呼ばれる分野である。肥満の酸素消費変動とか、捜査員の僕としては馴染みのある分野。難しいこと省いて、ネットで調べてみたらフォームに限定したランニングエコノミー論があって、紹介。


http://www.kozuki-foundation.or.jp/ronbun/spresearch/spres12_tanji.pdf

興味ある方はご覧くだされ。難しくてわからんでしょうけど、ざっくり言うと、著者結論はこれだ。

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補足すると、REはランニングエコノミーのこと。
足関節の底屈、背屈はこれのこと。

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股関節の進展とはこれ。

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股関節の内旋、外旋はこれ。

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で、LTを基準に分けたのは、距離走とスプリンターの仕分けで、
マラソンランナーに当てはめれば、
蹴るな!ということです。

 

その他、股関節の安定性に関する指摘と接地に関する指摘があって、
ここでは接地は足の中心と書いていますが、足の中心はアーチで土踏まずと表現している通り接地しないところ。なので、これをmid foot stikeと解釈する人もいるだろうけど、理論上、踵と爪先を同時に接地させるのは、10発のうち2-3発あるかどうかでしょう。必ずどっちかが先に付くわけです。

長年Forefoot strikeの議論があって、これ自体Running economyにおいて重要だ、いやそんなことはない、無関係だとか色々な論文があって、著者は本文中に踵接地のほうがRC(running cost)が優れた結果であったと言及。恐らく足関節角度の安定性を考慮した結論ではないかと勝手に推測。

足関節の角度を固定することは聖書にも書いてある通りの重要項目か。

人によってはPelvic rotation(骨盤回転)は効率よく進めるために重要と強調する人もいる。まぁ、金コーチとか、元ウルトラマラソンランナーでChirunningの創設者である、Danny Dreyerとかが代表的であろう。

本論文の結論から言うと、Pelvic rotationがRunning ecomonyに影響するのはスプリンターで、マラソンランナーはむしろ骨盤は固定したほうがいいとも読み取れる。

著者の主張と食い違っても、大きい誤解じゃなければ、解釈は皆さんの勝手です。


弟子論

台風とともに体調を崩してしまい静養中です。

現場で静養というのも如何なもんかなと思い、今日は早退の予定ですが・・・。

話変わって、元から言えば、弟子を育ってる立ち場でも走力でもないけれど、師匠と呼ばれることがしばしばあり、じゃ、お前は弟子かな・・・。

教えられる立場を弟子とするのであれば、いつまでも弟子にいられるわけには行かねぇ。何れは「卒業」だ。なぜなら、これ以上教えることはないからな・・。

師匠と呼ぶのは勝手だろうけど、弟子と思うかどうかは、またこっちの勝手だ。まぁ、教えることがあれば弟子と思っていることだろうけど・・・。

育っていると言えば大げさ。単に少しの助言をするだけ。長くもないRunning lifeの中で自分の故障歴(これが相当なもんですわ)に照らし合わせて、そこそこ助言をする。焦点を絞るのはいつも「How many RUN」ではなく「How to RUN」なのだ。なぜか?「How to Run」が分かれば無茶をしなくなるからだ。パフォーマンスが落ちて、質が低いランはしなくなり、客観的に自分と向き合うようになる。なので、故障しにくい弟子になる。「How to Run」はカタルシスのような性質を持っていて、重苦しい練習を避けるようになる。重苦うしい練習自体があなたを強くすると信じてる人が多いけれど、それは間違いだろう。

人生色々、弟子も色々。やはりカテー2は吸収力がものすごい。2時間で卒業した弟子もいる。Movementのコツを教え、一回見せるだけで、すぐ真似ができちゃう。すげぇ~。

どうしても、直れない弟子もいる。いやいや、そりゃちがうんだろう!こうだこうだ・・・。*1
アンタを直すには背骨の手術しかねぇのだろ。で、3年も弟子をするひとも・・・。まぁ、でも、メタボ脱却して、故障することなく、月200kmでも走れるから、動作一つ二つ出来なくてもいいのだ。それぞれのランライフだから。

卒業して、すぐもとに戻る弟子もいる。How to Runが解ったとは言え体力には限界つうのがある。その限界に向き合うのがレース何だけど、人間心が弱くてレース前に試したくなる。レースで限界に挑めば故障することもなく、故障しても軽く済むはずなのに、レース前猛烈に試して故障してしまい、レースのスタートラインにたつことが出来ねぇ。心が弱い弟子だけはしょうがねぇ。師匠はあなたの心まで強くすることが出来ないのだ。

本当に本当に稀で、年2-3回ほどprivate lessonをする。その時はむちゃくちゃいい走りをしていたけど、地元に戻り、フォームももとに戻ってしまう弟子もいる。まぁ、いいんだ、故障せず楽しめればフォームなんかどうってことねぇ。

メニューをおねだりする弟子もいる。いつものことだかあなたを強くするのはメニューじゃねぇ。あなたをサブ3に導く魔法のようなメニューは存在しねぇ。教えたいのはメニューではなく、あなたの体との会話で生み出された情報を基に、自ら組み立てたメニューがあなたを成長させる。その組み立て方にちょっとだけの助言をする。それが俺のやり方だ。

弟子の中では誤解する人もいる。師匠は30km走が嫌いなんだ。30km走はやってはいけない・・・・。そんなことはねぇ。30も40kmもいいさ。正し、あんたの「How to Run」で30kmはパフォーマンスキープ出来ねぇ。それは無意味なのだ。

口汚く、破門とか言うけれど、本当は破門ではなく卒業なんだ。もう、教えることなんかないから自由にやれ。十分強くなってるし、一人でもやっていけるからさ。

*1:「このハゲ~」とは言っていません。

ランニングという宗教ーおっさんは鍛えて伸びず、磨いて伸びるーおばさんもね

今日は早朝作戦があり6時に現場入り。

作戦済ませ6時10分頃公園へ・・・。

昨日のインターバル疲れか、季節の変わり目に感じる不調か、台風による低気圧接近の知らせか、重い。いや、重いのはともかく、少々筋肉の張りを感じる。

 

昨日の動きは大分よく、走力回復の兆しも見えてきたが、何か感じ取っていない動きの悪さがあったかもしれん。初心に戻り、今日はドリル三昧。微妙な動きをコントロールしてみる。

公園には3人の女性ランナーがかなりのスピードで飛ばしていた。近所ニトリ実業団の主力選手かな。
フォームの良さはたんくみさんが最も優れて・・・。

 

理論上、あのフォームであのスピードはありえねぇという選手も・・・。パッと見、210spmは刻むようなものすごいケイデンスで小柄ながらもラガーマン体型。どうみても長距離体型ではない。ケイデンスの主体も主に骨盤を使っていて、いやいや技術より力の勝利だ。だ、だ、だ、だ、だっ!という感じのはしり・・・。

そうそう、若いとああいうのが通用するんだ。
若いと流した汗は裏切らない。まぁ、伸びるよ。そもそもマラソンはタイムを競う競技でフォームを競う競技ではないからさww

おっさんは鍛えても、筋肉が痛いだけ。そもそも夜中分泌される成長ホルモンの量が違いすぎる。おっさん、大概睡眠障害やしwww。

残念とも言えるが、この歳に成長ホルモンばんばん出すと癌になるだけwww。摂理に逆らうわけには行かねぇ・・。

おっさんは鍛えるのではなく磨くんだ。頑張るという意味は、疲れてもやり通すことではなく、やる時集中し、適切にサボるという意味。

まぁ、若い選手のうちプロ野球選手は体が資産なんだから、手術をしてまでも、現役にしがみつくけど、さほど金にならない、実業団の陸上選手は、よっぽどメダル取る才能がなければ、手術より潔く引退を選ぶ傾向がある。有森選手だって手術してメダル取ったから、まぁ、いいだろうけど、そういう選手は本当に一握りもならない。世の中どんだけ選手が多いんだ。大概は手術する羽目になると引退する。

しかし、市民ランナーは、特にカテゴリー4は、手術をしてまでもマラソンを続けようとする。お金になるか?いやいや、むしろお金かかるでしょwww。

 

sphingoid.hatenablog.com

 



市民ランナーにとって、マラソンはもはや宗教!信仰そのものなのだ。まぁ、それで、幸せ感、満足感、解放感、自由感が得られるんだから、安いと言えば安いもんでしょうけど・・・・。

有森さんがよく苦言を言う。市民ランナーなのになぜそこまで頑張る?

だから、宗教なんだから、求めることがあんたと違うんだよ。

それぞれ個人の自由なんだから、強要はしないけど、頑張るという概念を改めて、集中して走って、つかれれば妥協して休んで、鍛える考えより、磨くんだ。おっさんは磨かれて、無駄を削ることで成長するんだよ。